研究対象の変遷について(その1)

先にも書きましたが、私は、あれこれと幅広い領域について、浅く広く原稿を書いてきました。同僚の山本龍彦先生から「境界の魔術師」*1との異名を頂きましたが、私の研究者としての個性を端的に言い当ててくださり、まことにありがたいことです*2。 &amp…

比較法研究について(その2)

先のエントリでは、私が比較法研究という手法を研究の中心に据えなかった理由/経緯を述べました。 <a href="http://gk1024.hatenablog.com/entry/2015/04/19/222423" data-mce…

比較法研究について(その1)

私自身は、比較法研究を熱心にしてきたとは、到底言えません。また、比較法という研究の手法については、長らく懐疑的でもありました。にもかかわらず、近年では、比較法研究の重要性を痛感することが少なくありません。 各方面からお叱りを頂戴しそうですが…

「ご専門は?」

研究者である以上当然ですが、「ご専門はなんですか?」と問われることがしばしばあります。 しかし、この問いは、私を戸惑わせるものです。 思えば、大学院以来約20年、とりわけ就職後の15年ほど、あれこれと幅広いテーマについて原稿を書いてきました。 ご…

前口上

このブログでは、刑事法学の研究および教育を巡って、私が考えていることを記すつもりです。私自身、研究者としても教育者としても発展途上ですが、40代も半ばを迎え、また、職業人としてのキャリアも15年になるため、一度、とりわけ方法論について考えてい…